あけましておめでとうございます。
今年もよい年でありますように。
さて、るまんどが引き受けた査読の続きですが、編集者からメールが来て、要するに、
「 the manuscript has been declined publication ・・・・」
ということに。
(>_<)!
編集者が、投稿者に送ったメールをそのまま転送してくれたのですが、査読者は2人だったようです。え、3人じゃないのか。うちの査読された経験ではほとんど3人だったし・・・。
自分が査読した論文の他の査読を見たのは初めてですが、とても勉強になりました。他の査読者の意見を見られるのはとてもいいことだと思います。
おおむね、るまんどと同じ意見だったので、ほっと一息です。
ただ、うちよりも、もっと丁寧に、各所で細かく意見を述べられていて、同じような指摘でも、言われる方はずいぶんと印象が違うだろうと推測します。この査読者は英語圏の方なのだろうと思いますけれども(←これはるまんどのひがみ)。こういう査読なら、結果はどうあれ、もらってよかったと思うでしょう。るまんどなら、温泉につかって、3日くらいしたら、素直に受け入れられる。
いや、私もちゃんと読みましたし、どのように言おうか、締め切りが過ぎていくのもかまわず、自分の原稿もおいといて、考えましたのよ。・・・。まぁ、いいや。
実際、この査読者の意見だと、major revisionのような印象を受けますが、
2人の査読者の意見を編集者が総合的に判断しての「掲載お断り」なのか・・・
いや、ひょっとしたら、大幅修正後の新規投稿を前提としたいったんrejectなのか・・・
ああ、今更、私が気をもんでも仕方のないことなのです。
ともかく、査読者としては掲載はできないと判断したんです、あの内容では!
(>_<)
ちなみに、掲載の有無について、最終的な決定権を持つのは編集者です。
これは業界の常識だし、ほんと、
責任のがれで言ってるのではなく、場合によっては「reviewer1は好意的、rev2は批判的だけど、rev1の意見を参考に直してくれれば掲載します」ということもあります。経験談です。
査読に関して、ブログを書いてらっしゃる日本の研究者もけっこういらっしゃいますが、この方のエピソードが面白かったです。へぇ、同業者の少ない業界では、こんなこともあるのかな、と。いやしかし、この方の業界はせますぎるような。
http://d.hatena.ne.jp/naturalist2008/20090121/1232503222
水曜日, 1月 6
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