PCRは、熱変性・アニーリング・伸長と、温度を変化させることを、30~40サイクル繰り返したりしますが、そのサイクルの前の熱変性が意外とカギになることがあります。
とある論文で、熱変性させないといけない酵素付きのDNAポリメラーゼを使ってPCRをやっているのを見かけました。PCRサイクル前に10分間の熱変性を行っているのは、そのDNAポリメラーゼを使っているからだと思いました。
酵素修飾のない別の酵素を使い、その10分を1分に省略した方法でPCRしたところ、
全くバンドが出ませんでした。
なんでやねん。
(@_@;)
いろいろ考え、多くの時間とDNAポリメラーゼを無駄にした結果、
もしかして、あの10分には、他の意味があるのでは・・・?と思い、でも、DNAポリメラーゼがへたるのが、心配だったので、3分だけ、サイクルの前に熱変性をかけることにしました。
す、すると・・・。
バンドが出ました!!!
!(^^)!
身近な教科書を読みなおしてみたら、「変性しにくい配列の時は、熱変性の温度を上げるか、サイクルの前に、数分間の変性を行うとよい場合がある」と書いてありました。
ふむふむ。
・・・以上、困った時は基本に帰ろう、というお話でした。
金曜日, 8月 7
月曜日, 8月 3
染めて(GG)、光らせて(LED)。
せっかく新しくするなら・・・ということで、UVとエチブロに代わる、安全な染色方法を採用することにしました。
エチブロの発がん性は、そこかしこで指摘されていることですし・・・。UVをうっかり見ちゃったら大変なことになりますし。チャンスがあれば切り替えたいな~と常々思っておりまして。
問題は、エチブロ+UVと同等か、それ以上の感度とそれ以下のコストで賄えるものがあるのかしら~?という点です。
いろいろ探して、私がいきついたのがコレデス↓。
http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/info/gene/article/GRGG.htm
GelGreen。なかなかよろしいです。今のところ、特に問題なく使っていますです。エチブロと比べて、そんなに感度も変わらない気がします。プレステイン(プレキャスト:ゲルにまぜて使う方法)ができるので、染色の時間が節約できるのもなかなかよろしいと思います(この辺の便利さは、使ってみて分かりました)。1万倍希釈で、0.5ml入りだから、50mlゲルだと、10万枚も作れます(計算あってます?)。
LEDの方は、小さくて場所を取らない(そして安価な)ものでにしました↓。こちら
http://www.mecan.co.jp/original/genetic/bi-pyra.htm
予算の範囲内で、できるだけいいデジカメをつけたのですが、やっぱり、美しさは某社のCCDカメラにかなわないかなーというところです。けど、論文のFigとしてぎりぎりOKの美しさかなと思っています。
・・・もしかしたら、カメラの設定をどこか変えたら今よりも美しくなるかも・・・。しかしどこを?
(?_?)
細かいところに多少の不便はありますが、慣れればなんてことない・・・という感じです。
エチブロの発がん性は、そこかしこで指摘されていることですし・・・。UVをうっかり見ちゃったら大変なことになりますし。チャンスがあれば切り替えたいな~と常々思っておりまして。
問題は、エチブロ+UVと同等か、それ以上の感度とそれ以下のコストで賄えるものがあるのかしら~?という点です。
いろいろ探して、私がいきついたのがコレデス↓。
http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/info/gene/article/GRGG.htm
GelGreen。なかなかよろしいです。今のところ、特に問題なく使っていますです。エチブロと比べて、そんなに感度も変わらない気がします。プレステイン(プレキャスト:ゲルにまぜて使う方法)ができるので、染色の時間が節約できるのもなかなかよろしいと思います(この辺の便利さは、使ってみて分かりました)。1万倍希釈で、0.5ml入りだから、50mlゲルだと、10万枚も作れます(計算あってます?)。
LEDの方は、小さくて場所を取らない(そして安価な)ものでにしました↓。こちら
http://www.mecan.co.jp/original/genetic/bi-pyra.htm
予算の範囲内で、できるだけいいデジカメをつけたのですが、やっぱり、美しさは某社のCCDカメラにかなわないかなーというところです。けど、論文のFigとしてぎりぎりOKの美しさかなと思っています。
・・・もしかしたら、カメラの設定をどこか変えたら今よりも美しくなるかも・・・。しかしどこを?
(?_?)
細かいところに多少の不便はありますが、慣れればなんてことない・・・という感じです。
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